秋季リーグが開幕し、巨人、阪神などが今秋ドラフト1位候補に挙げている近大・佐藤輝明内野手(4年=仁川学院)は、4打数1安打で、チームも黒星スタートとなった。

3打数無安打で迎えた9回1死走者なしの場面で、1ストライクから外角145キロ直球をはじき返すと強烈な打球は左翼へ。中堅よりに守っていた左翼手が打球を追うのを見て、50メートル6秒0の快足を生かし二塁打にした。

新型コロナウイルスのため春季リーグが中止となり、1年ぶりのリーグ戦。「特別に緊張はしなかったが、久しぶりに独特な雰囲気は感じた。試合中に(打撃フォームを)多少、修正はできた」と微調整し最後の打席で結果を残した。

この日は阪神が6人のスカウト陣で訪れるなど、12球団23人が視察。前日4日にプロ志望届を提出した佐藤は「(意中の球団は)特にない。どこでも」と話し、12球団OK。今秋のリーグ戦の活躍でさらに評価を上げていく。