日本野球機構(NPB)は25日、阪神から計7人の新型コロナウイルス感染者が出た事態を受けて、臨時の実行委員会をオンラインで開催した。セ・リーグ杵渕統括は「保健所とタイアップし、指示を受けた中で、残り40試合余り、ペナントレース全120試合の挙行を目指していくということを12球団で確認しました」と話した。

開幕前に設けた感染拡大防止特例2020(通称特例2020)は、今回が初適用。今季はベンチ入りが26人、出場登録が31人に拡大され、これまでは体調不良者が出ても特例2020を使う事態にまで陥らなかった。

出場選手登録は試合日は開始2時間前に公示されるが、この日は間に合わなかった。名古屋から急きょ移動したメンバーが神宮に到着し、メンバー表提出などを確認するため。「リーグ判断です。期限を厳格にやるがために試合中止をせざるを得ないのは、本末転倒。ヤクルトも了解の上で特例的に遅らせた」と説明した。