緊急事態に追い込まれている阪神が、逆転負けでWショックとなった。

1回に4番ジェリー・サンズ外野手の適時打で先制したが、2試合連続完封勝利を収めていたエース西勇輝投手が、直後の守りで青木に同点ソロを被弾。その後一進一退の攻防が続き、6回にヤクルト西浦に勝ち越し打を許した。この日緊急昇格した2番手能見篤史投手も2ランを献上。ジャスティン・ボーア内野手の15号ソロも空砲に終わった。

阪神は試合前に選手5人、スタッフ2人の新型コロナウイルス感染が判明。濃厚接触者らを含めて計19人の1、2軍入れ替えを行い、ドタバタでヤクルト戦に挑んでいた。この日は首位巨人が勝利し、ゲーム差は今季ワーストの12・5。奇跡の逆転優勝が、またしても遠のいた。