阪神の高卒2年目小幡竜平内野手(20)が、持ち味の俊足で適時内野安打をもぎ取った。

同点の3回2死満塁で、ヤクルト吉田喜の2球目をたたきつけた。打球は大きく跳ね上がり、遊撃手西浦が素早く送球するも、小幡の足が勝ち。三走の大山が生還して勝ち越しに成功した。

「みんながつないでくれて回ってきた打席だったので自分で切りたくなかったです。当たりは良くなかったですけど、セーフになることを信じて一生懸命走りました」。

ウエスタン・リーグでチームトップの8盗塁を決めている俊足を生かした。

チームのコロナ禍により、開幕から遊撃スタメンだった木浪が球団独自の濃厚接触者に指定されて登録を抹消された。25日のヤクルト戦から代役を務める小幡が、先輩木浪の穴を埋めている。