ソフトバンクが9月最終戦で敗れ、工藤監督となって初の9月負け越しを喫した。先発武田が2回もたずに7失点KO。3四球と2暴投など制球の乱れもあってソロを含む4安打ながら失点が膨らんでしまった。9月は11勝13敗2分け。15年に工藤監督が就任して以来、勝ち越しを続けていた得意な9月に借金となった。工藤監督は武田について「次は考え直さないといけないかもしれない」と先発ローテーションから外すことも示唆した。

楽天先発の涌井対策として、攻撃的スタメンで臨んだ。新型コロナウイルス感染症から復帰の長谷川を6番指名打者に起用し、デスパイネを左翼、グラシアルを三塁で起用。長谷川と同時に1軍復帰の明石を8番二塁で起用したが、効果を発揮する前に試合が決まってしまった。工藤監督も「動くこともできなかった。涌井に手玉に取られた」と肩を落とした。

ロッテが勝利し、わずか1厘差での首位。ゲーム差がなく、ほぼ「同率首位」状態。工藤監督は「順位が気にならないと言えばうそになるが、それは残り20試合となってから。今は日々新たです。明日に引きずらないようにするのが大事」と自分に言い聞かせるように、10月での巻き返しを誓っていた。【浦田由紀夫】