水曜日の男、ロッテ小島和哉投手(24)が6勝目を挙げた。「四球が多かったですが、とりあえず先発としての役目は果たすことができたと思います」とホッとした表情を見せた。

自分のことは、自分が一番良く分かる。「本当に顕著に、2回までに点を取られたらズルズルというか、勝つ確率が低いのは分かっていたので、本当に2回までは全力でいきました」と飛ばした。2回まで30球を投げ、ボール球は9球のみ。初回は直球主体、2回は変化球も増やしながら、課題の立ち上がりを切り抜け、流れを作り上げた。

開幕から15週連続で、水曜日の先発マウンドを任される。好投手との投げ合いも多く、ここまで6勝6敗となかなか白星が先行しない。カットボールやチェンジアップの精度も高まり、防御率は3・50と安定。パ・リーグでもオリックス山本、楽天涌井に次ぐ3位となる…はずだった。

6回で降板し、この日は規定投球回数の到達に2/3回足りなかった。7日間に1回の登板はシーズン終盤も続く。先発投手として1年間戦い抜いた証しにもなる。「そこは目標には立ててやって来たことなので、いけるように頑張りたいと思います」とシーズン終盤へあらためて誓った。【金子真仁】