今季限りでの引退を表明している阪神藤川球児投手(40)が52日ぶりに実戦復帰し、1回を無失点に抑えた。

右上肢のコンディション不良で2軍調整中の右腕は同点の7回に2番手で登板。8月10日DeNA戦(横浜)以来、引退表明後は初のマウンドとなった。安打と四球で1死一、二塁のピンチも9番根本をフォークで空振り三振。続く宗を144キロ直球で左飛に打ち取った。投げ終わった後には、笑顔も見られた。

8月13日に出場選手登録を抹消された後、同31日に球団から今季限りでの引退が発表された。翌日9月1日には引退会見を行い、ラストシーズンに全力を尽くすことを宣言していた。2軍鳴尾浜では入念にブルペン投球などを重ね、ファンも待望の復帰マウンドとなった。