阪神が14日ぶりにスタメン復帰した梅野隆太郎捕手(29)が値千金の1発を放ち、接戦を制した。

立ち上がりから中日先発ロドリゲスに抑え込まれ、5回終了時点で1安打無得点。6回に先頭1番近本光司外野手(25)の中前打、二盗から2死一、三塁とし、暴投の間に先制点をもぎ取った。7回には右腹斜筋の筋挫傷から前日9月30日に1軍復帰した7番梅野が、5号ソロを放った。

今季2試合目の先発となった岩田稔投手(36)は、6回2/3を無失点で19年7月5日広島戦以来、454日ぶりの白星をゲット。2点リードの8回に登板した藤浪晋太郎投手(26)は自己最速タイの160キロを5球も投じ、1回を完全投球で今季2ホールド目を記録した。

前日9月30日の中日戦は大野雄から得点を奪えず、12球団ワーストとなる今季10度目の完封負けを食らっていた。一夜明け、この日も打線が苦しんだが、なんとか薄氷の勝利を手にした。