阪神ドラフト3位の及川雅貴投手(19)が約2カ月ぶりの先発マウンドで3回1失点。不安定な立ち上がりから修正力を見せた。

7月29日ソフトバンク戦(タマホーム筑後)以来、約2カ月ぶりの先発登板。初回は力みが見られ、先頭打者に四球。連打で無死満塁とされ、4番正随に中前適時打を浴びた。1死も取れずに先制を許し、なおも無死満塁。大量失点の流れだったが、新人左腕は落ち着いていた。5番小園を左飛に打ち取ると6番石原貴は三ゴロ併殺に仕留め、最少失点で大きなピンチを切り抜けた。

2回以降はカウントをボール先行させながらも、目いっぱいに腕を振った。威力ある直球を主体に広島打線を押し込み、2イニング連続3者凡退。予定の3回を投げ終え、3安打1四球1失点で久々の先発マウンドを降りた。

及川は9月16日ソフトバンク3軍との練習試合(鳴尾浜)で、腰の張りから実戦復帰。同24日に2イニングの救援登板を挟み、この日が今季3度目の先発となった。