カムバック弾で再始動した。DeNAタイラー・オースティン外野手が10号2ランを放った。同点の3回1死一塁、中日清水の落ちきらなかったスプリットを捉えた。軽々と左翼ポール際まで運び「完璧なスイングではなかったですが、ファウルにならなくてよかったです」と真剣な表情で振り返った。“ハマのオースティンパワーズ”のフレーズ通りの豪快弾で2ケタに乗せた。

復帰直後のオースティンは打つ。1カ月半の離脱からの復帰戦となった9月12日の中日戦でも本塁打を放ち、自らのバットで快気祝い。同28日広島戦で左膝に自打球を当てた影響で前カードのヤクルト戦は3試合連続で欠場。4戦ぶりの復帰戦でも“1発”回答を示した。ケガで離脱を繰り返し、今季はここまで38試合出場にとどまっている。スタメンは35試合。それでも2ケタ弾の大台に乗せ、破壊力をアピールしている。