前人未到の偉業と同時に、自身のメモリアルを飾った。巨人菅野智之投手(30)が、7回3失点で04年の近鉄岩隈(現巨人)を超える史上初の開幕投手からの13連勝を達成。昭和、平成、令和と紡がれたプロ野球史に新たな歴史を刻むとともに、平成生まれ初の通算100勝目を挙げた。阪神が引き分け、優勝マジックは「16」。チームも、エースもリーグ連覇へと白星を重ねる。

<記録メモ>

菅野が138人目の100勝を達成。89年生まれの菅野は平成生まれで最初に100勝を記録。初勝利は13年4月6日中日戦で、通算192試合目に到達は歴代7位のスピード。松坂(西武)上原(巨人)より1試合遅いものの、100勝達成時に松坂57敗、上原52敗に対し、菅野は47敗で達成時の勝率が6割8分の9位。ペースが早くても敗戦数が多かったり、稲尾(西鉄)のように先発、救援とフル回転の投手は試合数が多かったりで、ペースと勝率の両方10傑入りは6人。2リーグ制後に入団では杉浦(南海)と菅野しかいない。