日本ハム有原航平投手が今季初完封で6勝目を挙げた。

4点リードで迎えた9回は先頭打者に四球を与えたが、続く代打杉本の強烈なゴロを三塁手の谷内が好捕して併殺打に。味方の好守に助けられながら最後まで投げ切った。

「守備に救われた試合。みんなに感謝です」とヒーローインタビューで頭を下げた。

立ち上がりから最終9回まで、ボールのキレ、威力とも抜群だった。150キロ台の直球を軸にストライク先行の省エネ投球で試合をまとめた。今オフにもポスティングシステムを利用してメジャー移籍の希望を持つ。栗山監督は「ああいう風に夢を語っている選手にとっては、どういう姿で野球をやるのか、何を見せてくれるのか、というのはすごく大きな意味を持つ。しっかり完封したのは意味があると思う」とチームの連敗を止めた好投をたたえた。