DeNAアレックス・ラミレス監督が京山将弥投手(22)のローテ入りを示唆した。京山は9月28日の広島戦に先発し、5回3失点で敗戦投手。同29日に出場選手登録を抹消されたが、1軍本隊に残ったまま調整を続けていた。

今回の阪神との3連戦は9日の初戦は雨天中止。10日にスライド登板した浜口は1回1/3、2失点で精彩を欠き降板した。ラミレス監督は「すべてをクリアにして2軍でリフレッシュして。メンタル、技術的なこともクリアにして戻ってきてもらおうかと思っている」と2軍再調整とした。この日、先発した上茶谷は5回4失点に「味方が先制、勝ち越してくれた後に得点を与えてしまったことは反省点です。次回登板はイニングの先頭に四球を与えないこと、そして試合の中で修正できるようにしたいです」と粘りきれなかった。

先発陣が安定せず、ゲームメークできない試合が続いている。6日の巨人戦は坂本が3回4失点。ブルペンデーを覚悟した7日同戦は平田が5回2失点でプロ初勝利で奮起するも、8日同戦は井納が2回4失点。甲子園に場所を移した阪神戦も浜口、上茶谷の先発陣に白星はなかった。

ラミレス監督は「みんな打たれようと思って投げているわけではないが、なかなかいい結果にならずに、序盤に多く失点している。ベストを尽くした結果だから仕方ないが、しっかりと修正していきたい」と受け止めた。浜口の抜けた1枠は「京山を使おうと思っている」とした。背中痛で戦線離脱していた平良は2軍で実戦復帰も果たし、順調に回復。13日からのヤクルト3連戦での1軍復帰を視野に調整に入ることになりそうだ。