「ハマの豆苗」ことDeNA大貫晋一投手(26)が19日、横浜スタジアムで行われた投手練習に参加した。

チームでは16年山口俊(現ブルージェイズ)以来となる日本人右腕2桁勝利を目指し、20日中日戦(ナゴヤドーム)の先発マウンドに上がる。

前日調整を終えた2年目右腕は、節目の10勝を前にしても、いつものように冷静だった。「意識する? そうですね、少しは。でも本当に1試合1試合、出来ることをしっかりやって、とにかく1つ勝てるように、しっかり腕を振ってチームを勝たせたいです」。

中日戦は今季5試合に登板し3勝1敗、防御率1・57と好相性。ナゴヤドームでは2試合で1勝0敗、防御率1・29と抜群の安定感を誇り「球場が少し広いので、思い切ったピッチングが出来るというか、大胆に攻めていけるのが、いい結果につながっていると思います」と話した。

今永、浜口、東らの活躍で近年は「左腕王国」と呼ばれるチームも、現在の先発ローテの中で左腕はルーキー坂本1人だけ。右腕として存在感を放つ大貫は「左ピッチャーも、右ピッチャーも、そこはあんまり…」と特別な意識はない。あくまで冷静に、10個目の白星をつかみにいく。