ファーストピッチセレモニーに阪神川藤幸三OB会長(71)がサプライズ登場し、球場を盛り上げた。

この日は、今季から球団公式のオーダースーツを作るスーツサプライヤーの「オーダースーツ SADA Day」を開催。同社の佐田展隆(のぶたか)社長(46)が投手としてスーツ姿で登場すると、場内に「バッター、トラッキーに代わりまして川藤」のアナウンスが響いた。スーツ姿の川藤氏が現れると、観客は大拍手。佐田社長の投球が川藤氏の頭上をかすめ、体を折り曲げてボールをよけ、バットを放り投げた。久しぶりに打席に立った感想を問われると「感想を感じ取る暇がなかったわ。ボールから逃げなあかんから」と話した。

同社のスーツを愛用しているという川藤氏。「オーダースーツ」と「スタメンオーダー」を掛けて「タイガースの連中も『オーダー』の中に入れるようになりゃええねん。そしたらみんな一人前ちゅうことや。なあ社長?」と阪神ナインにはっぱ。佐田社長も「頑張って勝ちスーツといわれるようになっていきたいと思っています」と応えていた。

「SADA」の店頭では、球団公式スーツと同じモデルが「タイガーススーツ」として販売されている。