中日の大野雄大投手(32)が連続イニング無失点の球団記録を64年ぶりに更新した。

36回連続無失点で先発したDeNA戦は5回2死も無失点でクリア。56年に大矢根博臣が記録した40回1/3を超えた。試合は初回の1点を最後まで守り抜き、今季6度目の完封で自身5年ぶりの2ケタ10勝目。連続無失点は45回まで伸びた。

お立ち台でのコメントは以下の通り

-記録のことから聞かせてください

大野雄 投げる前から4回1/3で新しい記録が生まれるというのも知ってましたし、あまり意識したくなかったのですが、意識してました。でも、それよりもチームが勝ったのがうれしいですね。

-記録は併殺で更新しました

大野雄 これで超えたなあ、と思ってました。記録は気にしたらシンドイので頑張って投げたら(記録は)ついてくる、と思って投げているので。

-8回のピンチは三振で脱して、ガッツポーズが出ました

大野雄 あそこ抑えても最後まで行くという気持ちでしたし、ガッツポーズの中に冷静さというか、あと1イニングという気持ちでした。

-ファンのみなさんに

大野雄 記録はいつ途切れるかわからないし、次の登板で初回に取られたい(笑)。それはおかしいんですけど、それぐらいのプレッシャーの中でやってますので。きょうはいろんなことが詰まって、と言いますか、自分が投げきることでチームにプラスが生まれると思って投げてました。きょうだけは褒めてください! 

▽中日木下拓(初回、二盗を阻止するなど大野雄の完封をサポート)「しっかり準備できていたのでアウトにすることができました。強力打線なので最後まで気を抜けなかったのですが、攻める気持ちを忘れずにいけてよかった」