巨人から9月末にトレードで加入した楽天田中貴也捕手(28)が、移籍後初出場、初スタメンでプロ初安打となる適時打を放った。

「9番捕手」でスタメン。2点を追う4回1死三塁、1ボールから日本ハム河野の真ん中低め直球を、ほえながらフルスイング。右前へはじき返した。プロ6年目、通算2打席目で待望の1本が出た。2回の第1打席では無死一、二塁で送りバントを決められず空振り三振。「打ったのはストレートです。1打席目ミスしたんで、何とか取り返す気持ちでいきました。打てて良かったです」と悔しさも力に変えた。

直後にルーキー小深田が右翼席へ2号2ランを放ち、逆転に成功した。