阪神先発の高橋遥人投手(24)が巨人打線を幻惑する力投で6回1失点に抑えた。

1点先制直後の4回、先頭坂本に四球を許した。だが岡本には丁寧にコーナーを攻めて追い込み、外角低めツーシームで空を切らせた。丸も外角に配した速球で二ゴロ。危なげない投球で抑えた。1点リードの6回は先頭菅野に中越え二塁打を浴び、松原に同点右犠飛を許した。7回に自らの代打原口が中前に勝ち越し適時打を放ち、勝利投手の権利が舞い込んできた。

「バックに助けてもらいながらも、何とか粘り強く投げることができました。野手の方々に感謝です」

前回、巨人と対戦した5日は坂本とのバッテリーでカーブを効果的に用い、プロ初完投の自己最多14奪三振をマークした。この日も同じコンビだが一転してバットの芯を外すツーシームを多投。強力打線を手玉に取った。登板機会を1回飛ばして、この日、再登録されたが、安定感は変わらなかった。