甘いマスクはドラフト1位級だ! ソフトバンク育成2位の八戸学院大(青森)中道佑哉投手(22=八戸学院野辺地西)が28日、八戸市内の同大で指名あいさつを受けた。最速146キロの変則スリークオーター左腕として、パ・リーグの左打者を封じられる成長だけでなく、同席した福山龍太郎アマスカウトチーフ(44)からは女性ファン獲得期待の声。チーム内でイケメンユニット結成案も浮上した。

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ソフトバンクのユニホームを着た中道が、カメラのフラッシュを浴びた。「自分の中では、ずっと優勝していてセ・パ合わせても一番強いチームのイメージ。そのユニホームが着られて光栄ですし、少しでも早く支配下登録されて1軍デビューしたい」。182センチ、75キロのホソマッチョな体を大きくすることも目標に掲げながら、ドラフト指名された実感をかみしめた。

横で見つめた福山アマスカウトチーフは「いやあ、イケメンだなあ」とポツリ。アイドルの卵を見つめるような“プロデューサー”目線に変わった。チーム内で女性人気が高い高橋礼、板東、笠谷ら1軍でも活躍する選手の名前を挙げ「うちは良い投手も多いけれど、顔が良いのも多い。イケメンユニットを作って、ファンサービスするのも良い。イケメンリレーになればもっと良い」。謙遜しながら照れ笑いする中道を高く評価した。

今秋のリーグ戦で青森大相手にノーヒットノーランを達成した左腕への期待も当然、高い。「大学での経験もあるので、3軍から実戦を積んで、球速、制球力をもう1ランク上げていけば優勝の戦力になる」。特に左の強打者封じの期待を寄せた。

中道も役割は自覚している。最も対戦してみたかった、自軍最強スラッガーとの対話も願った。「柳田さんとお話しさせていただければ、左の強打者を抑えるヒントがあるかもしれない」。投手、打者の先輩との交流も自分磨きにつなげるつもり。スライダーなど多彩な変化球を含めた投球とイケメンで、大舞台デビューに挑む。【鎌田直秀】