日本ハム清宮幸太郎内野手が一足早くシーズンを終えて、秋の宮崎で鍛錬に励む。8日開幕のフェニックス・リーグに参加するため、7日に出場選手登録を抹消された。

3年目は初の開幕1軍入りを果たし、故障離脱することもなかった。キャリアハイとなる96試合に出場したが、打率は1割9分と過去2年を下回り、本塁打数は3年連続で7本。失策数も自己ワーストの7個と本意ではない成績に終わった。

清宮の成長は、チームの課題解消に欠かせない。今季もチーム本塁打数はリーグワーストを争う。31本塁打の中田、13本塁打の大田に次いで7本塁打の清宮が3番目に多い現状。大砲候補の歯がゆい数字に、栗山監督も「候補じゃダメだろ。今の野球は点を取るために長打が必要」とハッパを掛けた。宮崎では長距離砲としての本格覚醒、守備力向上へ向けて野球漬けの日々を送ることになりそう。悔しさを糧に、飛躍の土台を築く1カ月にする。