来季の去就が注目される阪神ロベルト・スアレス投手(29)が12日、帰国した。ソフトバンクを退団し、今季から加入したスアレスは開幕から守護神を務めた藤川の離脱により、ストッパーを任されると51試合に登板。3勝1敗25セーブ、防御率2・24の安定感でセーブ王のタイトルを確定させている。

メジャーの複数球団が獲得に興味を示しているとみられるが、阪神は優勝に欠かせないピースとして、契約継続を目指す方針。スアレスは「もちろんタイガースに残りたい気持ちはすごくあるので、自分だけの問題ではなくなるので。そういう意味ではしっかり(答えを)見つけ出したいなと思います」と話した。また、エドワーズ、ガンケル、サンズ、マルテの外国人4選手もこの日の飛行機で帰国した。

スアレスの一問一答は以下の通り

-今年1年を振り返って

チームにチャンスいただいたんで。監督、チーム、選手含めて支えてもらったなというのを感じています。自分もチームに貢献できたと思う。私にとってもいい1年になりましたし。ファンも少ない時もありましたけど、いつも支えられているなという思いは常に持っていました。全ての人に感謝しています。

-抑えも務めた

そこについてはしっかり仕事できたかなと思います。先ほども言いましたけど、いい1年でしたし。25セーブ取ることができて、タイトルも取ることができた。一番いいセーブの選手になれたと思うんで、そういう意味で今年1年良かったです。

-先発、中継ぎか分からないところから抑えになった難しさがあった

どっちもできるようには準備してきたので、どちらでも良かったんですけど、(中継ぎに)かわってからこっちのポジションの方が自分に合っているのかなという感覚はありました。1イニング、多くても2イニングぐらいで、自分の最大限のピッチングができる方が自分には合っているかなと思います。そういう意味では最後にリリーフの仕事を与えられて良かったかなと思います。

-来季に向けた課題は

もちろん毎年、数字的には今ある数字を超えたいと思っている。そのためにも1年間、戦い抜ける体をまた作り直して、しっかりまた強化して、回復してというのは一番にやらないといけないことだと思います。

-阪神とは1年契約。来年に向けて考えていることは

もちろんまだ全然考えられていない。家でしっかり休めて、強化して、今年いい結果だったので、また来年、それを上回れるようにということだけ考えています。

-米国でプレー、残留、いろんな選択肢が入ってくるか

もちろんいろんなうわさも立っていると思いますけど、これからの交渉なんで。1年終わったんで、自分の中でいい交渉が得られるように。もちろんタイガースに残りたい気持ちはすごくあるので、自分だけの問題ではなくなるので。そういう意味ではしっかり(答えを)見つけ出したいなと思います。