「4番右翼」で先発した阪神井上広大外野手(19)が、6回にソロ本塁打を放った。フェニックス・リーグ8試合目で待望の1発。同リーグ2度目の先発となった斎藤友貴哉投手(25)は7回4安打1失点と好投した。

平田勝男2軍監督の一問一答は以下の通り

-井上に本塁打が出た

平田2軍監督 ちょっとこの前の日本ハム戦(15日)、インコース意識しすぎてっちゅうか、開きが早かったんでね、どうかと思ったけど、久しぶりに会心のホームランじゃない?

-フォームもいろいろ試行錯誤

平田2軍監督 いろいろね、タイミングの取り方とか、このフェニックスで、やっぱり上(1軍)で経験して、そういったところで修正、いろいろタイミングの取り方とかも含めて、やってんだけどな。

-フェニックス・リーグ前には、対戦の少ない投手にどう対応するかと言っていたが

平田2軍監督 いやいや、それはまだまだだけどさ、こうやって1発出ると次もね、やっぱり気持ちが、ライト前にすぐ2本目も出てるやん。ああいうバッターっていうのは角度が付いて上がらないとな。打球がな。そういった意味でいいタイミングっちゅうか、きっかけになりゃいいけど。

-試行錯誤してレベルアップ

平田2軍監督 そう。もう、やっぱり来季のため、今後のために今やってるんで。公式戦じゃないんで、それをしっかり、1日1日切り替えてやれよ、って話は今日もしたんだけどね。

-井上選手にとって初めてのシーズンが終わって、フェニックス・リーグ

平田2軍監督 やっぱりね、この前でも力入ってんねん。イースタンのバッターにいいとこ見せたれーとか言って、こっちもハッパをかけてるから。ホームランをやっぱり意識して狙ってたと思うしね。ちょっと振りが大きくなったり、開きが早かったところを、今日はうまく修正したと思うよ。

-斎藤投手が7回1失点

平田2軍監督 今インコースの真っすぐを練習してるんでね、スライダーを生かす、フォークを生かす意味で。右バッターのインコースをこのフェニックスの課題として、精度を上げるっちゅうことをやってるんだけど、まだ引っかけの真っすぐが多いんで。力投型やからね。力投型なんで、力んでいい。ただ力みすぎると引っかけたり、そのへんの感触をこのフェニックスで、あと(先発)1回ぐらいかな、確かめてほしいっちゅうか、つかんでほしいんだよ。

-もともと球に力がある

平田2軍監督 そう。今先発で見てても気が楽って言ったらあれやけど。三振取れー!って言った時、満塁で全部取れー!って言ったら三振取れるやん。今日収穫だったのは(カウント)3-2から頑張った、な。そうするとやっぱり矢野監督から信用っちゅうのが、もっともっと得られると思うんでね。

-北條が一塁を守った

平田2軍監督 北條もこれからなあ、小幡にしても、やっぱりファーストの守備固めだとか、1軍行くといろんなポジションがある。やっぱりこのフェニックスっちゅうのは、熊谷をセンター守らせたり。だから、小幡ももちろん中心はショートだけど、こういう時期にファーストもサードも、いろんなところも含めて経験させとくとさ。やったことありません! なんて言われると、ほら1軍で困るやん。そのためのフェニックスだから。

-動きを見ていて

平田2軍監督 なかなか、やっぱりピッチャーにも声かけたり、違和感全然ないよ。もうちょっと背が高けりゃいいけど。