ヤクルトのドラフト1位奥川恭伸投手(19)が19日、みやざきフェニックス・リーグのソフトバンク戦(SOKKENスタジアム)に先発した。5回を65球。被安打6の2失点、5奪三振。最速は152キロだった。

初回、高田に右越えの先制2ランを許したが、その後はしっかり立ち直った。スライダー、フォークなどの変化球をコースに決め、2回以降は無失点。重心を低くしたフォームを試したが「全然、思うように投げられていない。悔しいです」と言葉を絞り出した。

今季最終戦の10日広島戦でプロ初登板を果たしたが、本来の投球ができなかった。宮崎では、フォームのバランスや下半身の使い方などを修正して臨んだ。直接視察した高津監督は「走者を出した後に力を入れて投げたり、制球に神経を使ったり、いろんなことを実践した、いい投球だった」と評価していた。