巨人3年目の岸田行倫捕手が、日本シリーズでスタメン起用される可能性が浮上した。今季はプロ入り最多の34試合に出場。打率3割2厘と攻守で成長を示した。リーグ優勝決定後は9試合中5試合に先発し、原監督は「リズム良く、ピッチャーもいいものが出て、新しいものが生まれた。先発マスクをかぶることは十分考えられる」と話した。

俊足の周東封じにも、大きな期待がかかる。強肩は武器の1つで、今季の盗塁阻止率は4割2分9厘。「やるからには刺したいなと。チームの雰囲気や流れにも、そのワンプレーって結構大きいかなと思うので、それで流れを引き寄せていきたいです」と意気込んだ。全試合指名打者制で行われ、今季、主戦捕手だった大城の打撃を生かし、指名打者での起用も可能。経験豊富な炭谷を“抑え捕手”でも準備させられ、攻守でオプションが増える。