楽天石井一久GM兼任監督(47)が23日、引退会見を行った青山浩二投手(37)をねぎらった。

「いつかは引退という時が来る。楽天一筋でキャリアを終えたことはすごく立派だったなと思いますし、600試合(登板)を超えてくるピッチャーはなかなかいない。打たれたり抑えたりも、もちろんありますけど、その中でも毎試合投げ続けられたということはすごいことだなと思います。リリーフだと、働く実績で言うと4年くらいしかなかなか続けて実績を残せない中で、立派な数字だと思います」と実績をたたえた。

スライダーを武器に通算625登板を重ねた鉄腕へ「先発では、数多くのボールを投げないといけない。リリーフは2つに特化したボールがあれば、抑えて、実績を作れると証明してくれた投手だと思う。真っすぐとスライダーが彼の生命線。この2つがあったから長くキャリアを積めた。器用貧乏じゃないですけど、いろんなことに手を出すんじゃなくて、1つの特色を磨くこともプロの中で生きていくことができるんだよ、と見せてくれた投手だと思います」とプロで生き抜く術を若手に学んでほしいと話した。

今後については「将来的に指導者というところも含めて、いろんな経験を増やしてくださるとイーグルスのためにもなるし、青山のやりがいにもなりますし、いろんなことを経験していくことは大事だなと思います。イーグルスの将来的な宝になってくると思う。寂しいだけじゃなく、やりがいを感じてほしいです」とエールを送った。