阪神谷本修球団副社長兼本部長(56)は27日、球団が来季も契約する権利を持つ保留者名簿からセーブ王のロベルト・スアレス投手(29)を外すことを明かした。今月末が提出期限で、「今月中に片付くことはないと思います。いったん外さざるを得ないかなと思っています」と説明。ソフトバンクから今季移籍し、3勝1敗25セーブだった。自由契約選手として公示されると、いずれの球団とも契約可能となる。

スアレスは12日の帰国の際に「タイガースに残りたい気持ちはすごくある。自分だけの問題ではなくなる。そういう意味ではしっかり(答えを)見つけ出したい」と去就に関して含みを持たせていた。メジャー複数球団が獲得に興味を示しているとみられ、阪神は残留へ交渉を進めていく。