巨人山本泰寛内野手(27)が金銭トレードで阪神に移籍することが29日、分かった。 15年ドラフト5位で慶大から入団した山本は、1年目から27試合に出場。4年目の昨季は自己最多の92試合に出場し、打率2割3分2厘、2本塁打、10打点をマークした。今季は1軍出場はなかったが、イースタン・リーグでは61試合に出場し、打率2割8分2厘、3本塁打、32打点、4盗塁だった。

◆巨人-阪神間の移籍 両球団間の移籍は阪神カツノリ(野村克則)捕手が04年1月23日、金銭トレードで巨人に移籍して以来16年ぶり。トレードは2リーグ制後5件目になる。78年ドラフト時の「江川問題」ではコミッショナーを巻き込む騒動に発展。翌79年に江川卓投手が指名された阪神へ入団し、巨人小林繁投手とのトレードが決まる異例の事態になった。