楽天ドラフト4位の亜大・内間拓馬投手(22)が30日、都内のホテルで契約金4500万円、年俸820万円(金額は推定)で基本合意した。最速150キロ右腕は「プロ野球選手になる実感が強く湧いた。1年間けがをせず、1軍の戦力になりたい」と、ルーキーイヤーから活躍を目指す。

チームメートになる岸孝之投手(35)を参考にする。「岸投手の動画で配球面、打者との駆け引きを学んでいる」と、通算132勝右腕を教材にしている。最速150キロの直球に大きく曲がるカーブを織り交ぜ、緩急を駆使するスタイルも似る。「ストレート、変化球の制球力はプロでもトップレベル。1つでも多く吸収して、自分の投球に生かしたい」と意気込んだ。

パ・リーグの強打者封じには、新球種の必要性も感じている。「パリーグはDH制で、良い打者も多い。シーズンを通して、抑えないと優勝はできない。フォークだったり、チェンジアップを習得して、投球の幅を広げたい」。同僚の巨人ドラフト1位平内龍太投手(22)にも助言を求めるつもりだ。一回り成長して、プロの舞台へ乗り込む。【佐藤究】