DeNA育成ドラフト2位の横浜隼人・加藤大投手（18）が30日、横浜市内のホテルで仮契約を結んだ。支度金300万円、年俸340万円、背番号は102に決まった。将来性豊かな最速151キロ右腕は、持ち味の直球に磨きをかけつつ、三浦新監督からコーナーに投げ分ける投球術を学び取る決意を示した。

子供のころから憧れる地元球団でプロへの一歩を踏み出した加藤が、堂々と決意を語った。「（背番号が）3ケタなので、2ケタに変えられるように頑張りたい。支配下を目標として、子供たちに夢と希望を与えられる選手になりたいと思います」。

中学時代には三浦監督の先発した試合も観戦。「コーナーに投げて見逃し三振が多かったし、ランナーが出ても粘り強いピッチング。すごいなと感じました」と印象に残っている。今後は直球を磨きつつ「三浦監督に粘り強いピッチング、コーナーに投げる投球術を教えていただいて、コーナーに投げられるように頑張りたいなと思います」。さらに球速については「速ければ速いほどいい。大谷翔平投手の165キロを越していきたい」と大きな目標を掲げた。

「ハマの番長」の指導を受け、当面の目標となる支配下登録と将来の「セーブ王」へ。チーム最下位指名から「成り上がる」決意だ。【鈴木正章】（金額は推定）