青木イズムで打力向上だ! 阪神小幡竜平内野手(20)が3日、鳴尾浜で練習を行い、ヤクルト青木のバットを使っていることを明かした。「北川さんから『ちょっとどうや、使ってみろ』という感じで」。今季開幕してまもなくの頃、北川2軍打撃コーチを通じて、青木のバットをもらったという。元々使用していた愛棒より、グリップ部分が少し太い。「捉えられる率は少し上がったのかなと思います」と効果を実感し、使い続けている。

青木は同じ宮崎県の高校出身の大先輩。バットの縁に加え、今年8月下旬のプロ初昇格後は、自然と青木と話す機会も増え、打撃の技術や取り組みなど金言も授かったという。「技術のこともいろいろありましたけど、一番は『やっぱりまだまだ振る力がない。このオフにしっかり振り込むように』と力強い言葉をもらいました」。小幡自身も強く納得したアドバイス。「そこはしっかり取り組んでいきたいと思っています」と意気込んだ。

近い将来目標とする「1番遊撃」に向けて、青木は良きお手本でもある。「1番ってなったらどう(塁に)出るかとか、出塁率も大切な数字になってくると思うので、そこは意識します」。大先輩に学び、レギュラー取りを目指す。【磯綾乃】