日本ハムの背番号9は90年代、外国人選手が中心の番号だった。マーシャル(92年)シュー(93年~)マッキントッシュ(95年)、96年の欠番を経て、97年からは2年間で41本塁打を放ったブルックスだ。

強打でリーグ2位となった98年には、球団が打線の愛称を公募。最多票を集めた「ビッグバン打線」という名がつけられた。このとき、最初に4番を任されていたのがブルックスだった。

同番号12年ぶりの日本人選手となったのは荒井修光(99年~)。本拠地移転時の04年は阿久根鋼吉、日本一の06年はマシーアスが背負った。07年から3年間は、来季、2軍から1軍に配置転換される小田智之打撃コーチが背負っていた。同コーチは北海道移転後、札幌ドームでチーム第1号本塁打を放ったことでも知られる。

11年~13年のホフパワーを経て、14年から中島卓也が引き継いだ。15年に初の盗塁王とベストナインに輝き、今も中心選手として活躍している。