楽天は12日、新外国人選手として、ブランドン・ディクソン内野手(28=タイガース)とアダム・コンリー投手(30=前マーリンズ)の獲得を発表した。

ディクソンは年俸100万ドル(約1億500万円)、コンリーは同70万ドル(約7350万円)で、ともに1年契約。(金額は推定)

ディクソンは一塁、二塁、外野を守れるユーティリティーで、19年にタイガースで15本塁打をマーク。石井GM兼任監督は「打撃評価だけで完結させる選手ではなく、内外野を守れ、走塁に関しても手を抜かずにできる」と走攻守に評価している。

ディクソンは「この機会をいただいてスーパーエキサイトしております。イーグルスでプレーできるチャンスをもらったことに感謝しており、チームの勝利、そしてチャンピオンになるために貢献できることを楽しみにしています」と来日を心待ちにした。

190センチ左腕のコンリーは、メジャー通算174試合に登板して25勝30敗5セーブ、防御率4・82の成績。昨年は60試合に登板した。石井GM兼任監督は「MLBでもリリーバーとして経験を積んできた選手。左、右打者関係なく、1回を投げ切る力のあるボールがある」とコメント。

コンリーは球団を通じて「楽天イーグルスでプレーをすることは自分のキャリアにとって素晴らしいものであると思っていますし、契約に関わっていただいた関係者の皆様に感謝したいと思います。監督、コーチやチームメート、そして東北の素晴らしいファンの皆さんに喜んでいただけるように、できる限りのことをしていきたいと思います。勝利に貢献し、東北の野球を愛する人たちに勝利を届け、優勝を目指して戦うことを楽しみにしています」と意気込みを寄せた。

◆ブランドン・ディクソン 1992年1月29日、米国カリフォルニア州ラホヤ生まれ。アリゾナ大から13年ドラフト3巡目でドジャース入団。16年レッズに移籍し、18年メジャーデビュー。19年からタイガースでプレーし、メジャー通算196試合、119安打、20本塁打、64打点、打率2割2分8厘。主に一塁、外野を守るが、投手として通算4試合の登板経験あり。188センチ、97キロ。右投げ右打ち。

◆アダム・コンリー 1990年5月24日、米国ワシントン州レドモンド生まれ。ドラフトでは2度指名され、11年にワシントン州立大からマーリンズに2巡目で指名されて入団。15年メジャーデビュー。18年からリリーフに回ると、19年はチーム最多の60試合に登板。メジャー通算174試合、25勝30敗5セーブ、防御率4・82。190センチ、94キロ。左投げ左打ち。