今秋のプロ野球ドラフト広島育成1位の磐田東・二俣翔一捕手(18)が13日、同校野球部が行った地元・磐田東野球スポーツ少年団向けの野球教室に参加した。曇天で冷え込む中、学童球児30人と触れ合い「みんな元気が良かったので、寒さを忘れるくらい楽しめました」と笑顔を見せた。

昨年に続く2度目の参加。前回とは大きく違う心境で臨んだ。「今年は、プロ入りが決まってから参加するので、子どもたちに夢を持ってもらえる交流会になればいいなと思っていました」。終了後は多くの球児からサインを求められ、プロとしての自覚をより強めた様子だった。

15日に広島市内での入団発表会に臨み、来年1月上旬に入寮予定。背番号121で始まるプロ生活に向け「早く支配下になって2ケタの番号になれるよう、1日1日を頑張っていきたい」。この日、子どもたちから受けた元気を力に変え、スタートダッシュをする構えだ。【河合萌彦】