広島菊池涼介内野手が4年契約の1年目を終え、現状維持の3億円プラス出来高(金額は推定)で契約を更改した。

今季は二塁手として初の守備率10割を記録し、3年ぶりにゴールデングラブ賞とベストナインのW受賞を果たした。ただ、チームは2年連続Bクラスとなる5位に沈み「やっぱりチームが勝たないとおもしろくない。数字に関しては1つも納得していない」と4年契約2年目の来季へ決意を新たにした。

FA権を行使せずに残留した田中広とともに“タナキク”復活を目指す。今季は下位打線を任せられる試合も増え、2番での先発出場は60試合に減った。「打順を決めるのは首脳陣なので、その打順によって仕事ができればいい」としながらも「(田中広とは)考えていることも似ている。1、2番の歴が長いのであうんの呼吸でいろんなことができると思う。あとは監督がやりたい野球にアジャストしていかないといけない」と自信をのぞかせる。選手会長田中広と大瀬良、鈴木誠の両キャプテンのサポート役に名乗りをあげ「僕らしく泥臭くその試合で何か出来たらいいなと思っている」と、チーム内でもつなぎ役を担う。