阪神は23日、原口文仁捕手(28)が社会貢献活動として、神戸市内の医療ケア施設「チャイルド・ケモ・ハウス」へ、39万円の寄付を行ったことを発表した。金額は、今季挙げた20安打と19打点に応じたもの。原口は「今年はコロナウイルスで世界中が大変な状況で、病気と闘う子どもたちも細心の注意を払って過ごした大変な日々だったと思います。もちろん子どもたち本人だけでなく、ご家族も大変なご苦労をされていると思います」とコメントし、コロナ禍の中で病に立ち向かう子どもたちを思いやった。

「チャイルド・ケモ・ハウス」は神戸市内にある小児がんをはじめとする医療ケア施設。原口が大腸がんから戦列復帰した19年オフに、同施設を訪問し子どもたちと交流していた。「やはりみんなが元気でいてくれることが僕自身にとってすごく励みになりますし、野球を頑張る1つのモチベーションにもなるので、こうやって交流できることがすごくうれしいです。来年はチームのために、子どもたちのためにもっといい成績を残して、コロナウイルスが落ち着けば、またみんなのところに会いに行って、一緒に思い切り遊びたいと思います」。子どもたちを勇気づけるためにも、来季のさらなる活躍を誓った。