サブマリンが2年連続のアップ更改で「先発浮上」を目指す。プロ3年目のソフトバンク高橋礼投手が契約交渉に臨み1750万円増の6750万円で更改した。

今季は春季キャンプで左太もも裏を痛めた影響もあり、中継ぎで52試合に登板。「7回の男」として4勝2敗、23ホールド、防御率2・65の数字を残した。昨季は先発ローテを守り、12勝で新人王を獲得。この2年で先発、中継ぎと2つの職場でしっかり結果を残した。「スタートでケガしたのはマイナス。7回を投げるのは想像していなかった。怖いもの知らずでやっていた」と振り返った。

納得はしていない。「毎日、準備して中継ぎの難しさを痛感した」。後半は疲れもあり、思う投球ができなかった。悔しさは先発復帰で晴らす。工藤監督からも先発準備を伝えられた。「来季は競争に勝って先発で頑張りたい」。年明けは高橋礼が熱望した楽天牧田、西武与座の「サブマリントリオ」で自主トレに励み、戦闘ボディーを整える。(金額は推定)