今季BC・埼玉でプレーした田沢純一投手(34)の台湾プロ野球・味全入りが26日、決まった。

田沢はBC・埼玉を通じ「来シーズンは、台湾プロ野球の味全ドラゴンズと契約することになりました。ドラフト会議が終わり、この先も野球を続けるべきなのか長い期間悩みました。そんな中で台湾からオファーをいただき、家族や僕を支えてくれる方々と相談し、ヒートベアーズ(BC・埼玉)も海外への挑戦を後押ししてくれました。結果、自分を必要としてくれるチームがある限り野球を続けたいと思いました。新たな舞台への挑戦になりますが、さらに成長できるよう、しっかりと準備し、また野球ができる場を与えてくれたチームへの感謝の気持ちを忘れず、勝利のために精いっぱい投げたいと思います。埼玉を離れるのは寂しいですが、これからも応援していきたいと思っていますので、台湾へも声援よろしくお願いします」とコメントした。

田沢は7月にBC・埼玉と契約し、日本球界に復帰。メジャー時代は13年にレッドソックスのセットアッパーとして世界一に貢献するなど、10年間で388試合に登板し、21勝26敗89ホールド4セーブ、防御率4・12をマークした。日本復帰後も直球は152キロを計測するなど存在感を示した。

9月にドラフト会議の指名を拒否して海外へ渡った選手との契約を一定期間禁止した通称「田沢ルール」が撤廃されたが、10月のドラフト会議での指名はなかった。その後も古巣のENEOSなどで練習を続けていた。