シーズンオフ恒例「ヨネちゃんのおシャレ野球学」。野球取材歴40年超の米谷輝昭記者が、だじゃれを駆使しながら意外なデータやエピソードを紹介します。

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西武栗山巧外野手(37)が今年、2000安打に挑む。昨季まで1926安打して、残り74本と迫る。昨年101本、一昨年は103本を放った。順調にいけば、今年中に達成できるだろう。「栗山、巧みに、打ってクリア」。お前は大塚商会か?

到達すれば、西武では初になる。秋山、清原ら先輩に達成者はいるが、西武時代には届かなかった。栗山が第1号。これを「初西武(セーブ?)」とはいわない。巨人の6人を最多に、中日、広島の4人、ソフトバンク、ヤクルト、ロッテの3人、DeNA、阪神、日本ハムの2人、オリックス1人、楽天0と続く。

栗山の初安打は、04年9月24日の近鉄戦(大阪ドーム)だった。先発で左翼に入り、その3打席目(7回)に右前打した。入団3年目につかんだ1軍初出場。打った相手は「小池や、スコーン?」と放っていた。

初安打は9番だった。昨年は4番が18試合あった。全打順を経験して迎えるプロ20年目、いよいよ2000本の大台に挑む。年平均100安打の計算になる。これを「100均」と略しては積み重ねてきた重みが伝わらない。【米谷輝昭】

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