DeNAのドラフト2位ルーキー、牧秀悟内野手(22=中大)が9日、巨人菅野智之投手との対戦を心待ちにした。

神奈川・横須賀市のDOCK OF BAYSTARS YOKOSUKAでの新人合同自主トレに参加。前日8日に開幕カード(3月26~28日、東京ドーム)で対戦する巨人に菅野が残留を決めたが「開幕1軍になれたら、名投手からしっかり自分のスイングを忘れずにできれば。甘い球を1球で捉えるのが持ち味。いろんな球種があると思うが、1球で甘い球にアジャストしたい」と話した。

菅野は昨季14勝2敗の強敵だが、大学ジャパンの4番打者にとって、対戦できる喜びが勝った。「菅野さんでもメジャーにいけないかと思った。野手からしたら、そういう投手を経験できるのはありがたいと前向きに思っている。そういう機会を逃さず、1打席でも多く打ちたい」。強打者としての本能がうずいた。

対戦するためには、1軍にいることが必須条件だ。「1年目にかかわらず、開幕1軍はガツガツいってとりたい」。1月中は体づくりを重点的に行い、2月のキャンプから始まる練習試合やオープン戦で結果を残せるように準備する。

プロ入りに際し、バットを変更した。900グラムから880~890グラムに軽量化。「プロの球をしっかり打つには軽めのバットでしっかり振るのが大事だと」。長さは85センチでミドルバランスのままだが、形状にも微妙な変化を加えたという。開幕カードで菅野の速球を打ち返すべく、逆算しながら準備を進めている。【斎藤直樹】