兵庫・淡路島出身の阪神ドラフト5位村上頌樹投手(22=東洋大)が17日、オンライン取材に応じ、震災への思いを語った。

村上は当時生まれていなかったが、両親から震災の詳細を聞いたという。「火災がすごかったというのと、人がたくさん亡くなってしまったというのは悲しいですけど、そこを立て直す日本の力はすごいなと思いました。兵庫県の人たちの力はすごい」。小学生のころから震災のことを学ぶ機会も多々あった。体験はしていなくても、1月17日は特別な日だ。

昨秋の東都リーグ開幕戦で右前腕肉離れを発症したが、現在は新人合同自主トレを無難にこなすまでに回復した。「自分の姿を見て頑張ってくれればうれしいなと思いますし、そういう憧れるような選手になっていけるように頑張っていきたいです」。選手会長近本と同郷の即戦力右腕も、関西を勇気づけていく。