阪神ドラフト1位の佐藤輝明内野手(21=近大)が29日、怪力を披露した。

沖縄・宜野座で行われている前乗り組の合同自主トレに参加。午前11時半から行われた屋外フリー打撃で、41スイングで4本の柵越えを見せ、そのうち3本はバックスクリーンへたたき込んだ。

南国に強烈な打球音が響き渡った。風は右翼から左翼に吹く甲子園の浜風と同じ。プロ入り後初の屋外フリー打撃で、16スイング目だった。白球をバックスクリーンへライナーで運ぶ推定130メートル弾で「宜野座1号」。その後、18スイング目に左中間へ120メートル、28スイング目にはバックスクリーン上段まで運ぶ140メートル弾を放った。33スイング目にも再びバックスクリーンへぶち当て、アマNO・1スラッガーの片りんを見せつけた。

安打性の打球も23。キャンプイン前に、ドラフト1位ルーキーが好調な仕上がりを見せた。【只松憲】