ヤクルト元監督の古田敦也氏(55)が6日、ベテラン石川とのコンビで“捕手復活”を果たした。

古巣の沖縄・浦添キャンプで5日から臨時コーチとしての指導を開始。2日目のこの日は、現役時代と同じ青い捕手用ミットを手に、防具を着け、ブルペンで待機した。

午前11時3分、ベテラン石川雅規投手(41)を待ち受けると、ブルペンでの投球練習を直接受け始めた。コンビ復活は、古田氏が引退試合で現役マスクをかぶった07年10月7日広島戦(神宮)以来。当時の先発は石川だった。

「なんか懐かしいな」「ナイスボール!いい球来てるよ!」「俺が捕れないなんて、素晴らしいスライダーじゃないか」と会話を交えて34球。2人きりのブルペンで、乾いた捕球音が響いた。

古田氏は「監督の方から『誰か受けてくださいよ』と言われてたので、スピード感からして石川がいいかなと」と笑ったが、当時を懐かしむように目を細めた。ブルペンを堪能し「意外にと言ったら怒られるけど、いい球来てましたよ。懐かしさもありますし、彼も年齢が上がってきて、ある意味ちょっと刺激を与えたいと思ったので」と後輩を思いやった。

石川にとってはプロ1年目からバッテリーを組んだ大先輩で、20年目となる今季に向けて大きな力になりそうだ。【湯本勝大】

 

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