2年目の中日石川昂弥内野手(19)が9日、2軍から参加した1軍キャンプの紅白戦(北谷)で存在感を示した。

紅組の「4番三塁」で先発し、2回の第1打席で笠原のチェンジアップを捉えて中越え二塁打を放った。19年開幕投手にカウント1-2と追い込まれながら「直球を待ちながら変化球をしっかり前でさばけた」と好反応。これがキャンプ初実戦で、チーム初安打にもなり「1打席目で打てたのは良かった」と自信を持った。

第2打席は岡田の直球に詰まらされ右邪飛に沈み、「タイミングが遅れ、ストレートに差し込まれる。なくすようにやりたい」と反省。2打数1安打の結果と打席内容で首脳陣に現在地をアピールはした。ただ、与田監督は「2軍監督が使ってくれと送り出すまでファームの意見を尊重したい」と語り、11日に始まる第3クールでの1軍昇格は見送られた。

試合後の石川昂は室内練習場に直行。OBの立浪和義臨時コーチからマンツーマンで初指導を受けた。「(欠点を)なくすためのどうタイミングを取るかを教えていただいた。全ての面で勉強になった」。通算2480安打のミスタードラゴンズとの居残り練習に感激。「課題も明確になった。修正して1軍に早く呼んでもらえるようにしたい」。竜の主砲候補生は1軍での経験と立浪メソッドを手土産に2軍の読谷キャンプへと戻った。【伊東大介】

▽中日立浪臨時コーチ(石川昂を初指導)「スイングは素晴らしい。構えからテークバックで球を呼び込むまでの形が安定すれば本当にすごく打てる。続ければ必ず良くなる練習方法を伝授した。のみ込みも早いし、分かってくれたと思う」

▽中日郡司(先発マスクで2打数1安打1打点)「打撃でアピールし続けないと生き残れないので、これからもアピールし続けたい」

▽中日根尾(1番遊撃で出場し3打数無安打)「ストライクゾーンの球はしっかり打ちにいけたが、仕留められなかった。去年の今頃よりタイミングを取ることは感じ良くできているので、そこを突き詰めたい」

▽中日井領(三塁打を含む3打数2安打)「結果を残さないといけない立場なので、打撃で結果を出せて良かった。アピールし続けていきたい」

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