マリナーズからオリックスに復帰した平野佳寿投手(36)が10日、宮崎市内のホテルで入団会見を開き、気合を込めた丸刈り姿で意欲を示した。

17年シーズン以来4年ぶりの古巣復帰で、契約は1年で年俸1億5000万円プラス出来高払い(金額は推定)。背番号は慣れ親しんだ「16」となった。

代表質問の一問一答は以下の通り。

-4年ぶりのオリックス復帰。今の心境は

平野佳 今はすごく、日本でプレーできることを楽しみにしていますし、ワクワクしています。オリックスのために頑張ろうと思っています。

-復帰を決めた理由は

平野佳 福良GMに連絡もいただいてましたし、向こうに行ってからも、1年目から何かと気にかけていただいた。戻るならこのタイミングで力になりたいなと戻りました。

-迷いは

平野佳 特に迷いはなかったですし、向こうでやるという気持ちももちろんありましたけど、徐々に日本でやりたい気持ちになってきました。

-周囲に相談は

平野佳 相談はしてない。自分でしっかり考えて決断しました。

-メジャーでの経験は

平野佳 すごい野球をまた違った視点で見られましたし、いろんな意味で楽しくできた。厳しさもあったけど、いい経験ができた。

-スタイルや野球観の変化は

平野佳 そこはほとんど、自分の中で変えているつもりはないです。日本でやったことを3年間出しただけです。

-日本のファンに

平野佳 まだまだ若い子に負けないように、オジサンも頑張ってるってところを見てもらいたいです

-オリックスの試合は向こうでも

平野佳 常に結果は毎日、チェックしていました。

-気になる投手

平野佳 若い子がすごく育ってきているのを見ていたし、明日から一緒に練習して、野球ができるのが楽しみ。コミュニケーションも取って、伝えることあれば伝えたいし、得ることもあると思うので、僕も学びたい。

-今の投手陣に必要なこと

平野佳 そんなのはタイミングと思う。勝てるときは勝てるし、負けるときは負けてしまうもの。勝ち癖をつけることが大事。勝つってことだけ考えてやっていきたい。

-楽天に田中将も復帰。ファンは楽しみに

平野佳 僕なんて田中くんに比べたらまだまだ全然です。田中くんが帰ってきたけれど、平野もついでに帰ってきたくらいに思ってもらえれば。そのくらい気楽にやらせてもらえればいいと思います。

-東京五輪。侍JAPANへの思い

平野佳 いい選手もいっぱいいますし、僕よりも全然すごい選手がいっぱいいるので、入るのはなかなか厳しいし、難しいと思いますけど、もしチャンスがあって選んでもらえるなら、一生懸命チームのために投げたいですし、頑張りたい。

-守護神不在。どこで投げたい

平野佳 僕、今までそういう質問をよく受けてたんですけど、今までここ投げたいと言ったこと1回もないので。GM、監督に先発行けと言われれば、行ける準備をしようと思います。どこでも頑張ります。

-目標は

平野佳 こんなコロナ禍で厳しい状況の中、快く迎えてくれた球団に感謝してますし。それには優勝でしか返せないと思いますし。本当に優勝目指して、体がボロボロになるまでオリックスのために頑張りたいと思います。

-ファンへ

平野佳 若い良い選手がいっぱいいるので、僕も一緒にまだまだ負けないように切磋琢磨(せっさたくま)して頑張って、優勝できるように、何か少しでも若いこの力になれればいいなと思いますし、若い子たちから得るものも僕はあると思うので、貪欲に吸収して、皆で頑張って強いチームになっていけたらと思います。応援よろしくお願い致します。