広島は13日、沖縄・コザしんきんスタジアムで実施中の春季キャンプの第3クール3日目に、シート打撃を行った。実戦形式の練習で初登板したドラフト1位の栗林良吏投手(24=トヨタ自動車)が、打者9人を相手に1安打と好投。森下暢仁投手(23)も貫禄の投球を披露し、テイラー・スコット投手(28)も快投でアピールに成功した。佐々岡真司監督(53)のコメントは以下の通り。

 

-栗林の投球内容について

佐々岡監督 良い球もあった中で、力んだら抜ける球もあったけど、1巡目よりも2巡目のフォークがしっかり(ボールを)切った中でのフォークだった。あれが本来の投球じゃないかな。初めてのシート、対打者に投げた中で、まあ上々でしょう。

-フォークは決め球として使えそうか

佐々岡監督 社会人の都市対抗野球でも、フォークで三振を取ったりというのを見ていた。2巡目のフォークはしっかり腕の振ることができていたなと思います。

-現段階で適性は

佐々岡監督 まあ、まだね。次から対外試合に入っていくと思うので、そこで見てから、見極めたいと思う。

-森下も相変わらず順調

佐々岡監督 練習、ブルペンから、これはもうさすがだというね。バランスも良いですし、順調に来ていると思う。

-コースの際を狙うというよりかは、ゾーンで勝負している

佐々岡監督 1年目と2年目の違いもあるだろうし、気持ち的にも余裕があるだろうし、その中でもやるべきことをしっかりやっていると思う。

-今後求めるところは

佐々岡監督 言わなくてもわかっていると思う。そういう気持ちで(キャンプに)しっかり入ってきたと思う。今のところは言うことはない。やってないのであればあれだけど、やるべきことをしっかりやっているというところは去年と変わってない。

-スコットが快投

佐々岡監督 今日は真っすぐの強さ、課題の制球、変化球の切れもあった。これをまたしっかり続けてくれたら。

-去年との違いを感じる部分は

佐々岡監督 多少、制球もよくなって、フォーム的にも去年よりはまとまっている感じはする。

-新外国人が来日できてない中で大きなチャンス

佐々岡監督 昨年期待していた分、なかなか応えられなかった部分もあると思う。助っ人としてやってくれればと思いますね。

-明日14日から対外試合(阪神戦)が始まる

佐々岡監督 最初は若手が中心になると思うけど、その中で競争意識で結果を求める選手、立場をわかっている選手もいると思う。徐々にやりたいことというか、チーム方針に従った中での野球をやる中で、ミスを減らさないといけないところもある。そういうところをしっかり見極めていきたい。