広島の佐々岡真司監督が若手にカツを入れた。今年初の対外試合は投打に完敗。特に若手野手は新人2投手を含むロッテ7投手の前に5安打無得点。今キャンプで取り組む走塁面や打撃面でも課題が残る内容に、指揮官は「こういうときに結果を出せば、目立つ。物足りないのは確かにある」と限られた出場機会で奮起を求めた。

若手の底上げは今キャンプの課題のひとつでもある。キャンプ終盤の対外試合には主力選手の出場が増えてくるだけに、若手にとってこの日は大きなチャンスだった。だが、2回2死二塁では、二塁走者大盛が中前打でスタートが遅れ、本塁タッチアウト。4回は打撃を売りとする林が打者有利のカウントから直球にタイミングを合わせられず、ファウルとなった。河田ヘッドコーチは「(レギュラーを)脅かすプレーになっていない。あれじゃ安心しちゃう」と首をひねった。

練習試合終了後には河田ヘッドが自らバットを握り、上本、曽根に菊池涼もまじえて、40分超のノックを浴びせた。「レギュラーだけでは優勝できない。ベンチメンバーがいいメンバーになって初めて優勝できる」。控え選手の突き上げを求めた。

▽広島コルニエル(1軍実戦初登板は2回2安打4四球3失点)「今日の課題はコントロールが悪かったこと。ちょっと体が前に行きすぎた。(次回は)コントロールと体が前に行かないようにしないといけない。やっぱり中継ぎで投げたい」

広島担当のツイッターはこちら―>

広島ニュース一覧はこちら―>