G相手に中継ぎテス投-。広島のドラフト1位栗林良吏投手(24=トヨタ自動車)が17日に巨人との練習試合(沖縄セルラー那覇)で実戦デビューする。

フリー打撃やシート打撃登板をへて、セ界王者相手にベールを脱ぐ。佐々岡真司監督(53)は勝ちパターン候補が白紙状態とあって、即戦力右腕を初実戦から中継ぎテストする。

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デビュー登板の相手は巨人に決まった。佐々岡監督は期待するドラフト1位栗林に、セ界王者相手に腕試しさせる。ここまでフリー打撃、シート打撃に登板したものの、実戦登板は初。1イニング登板で経験を積ませるだけでなく、中継ぎの適性も見るつもりだ。

「リリーフができるのも頭にはある。基本は後ろの層を厚くしたい。1年目なので酷だが、それだけのものを見せてくれれば、いけるかもしれない」

中継ぎ強化は最重要課題。特に今季の勝ちパターンはまだ形が見えていない。昨年の抑えフランスアは2軍キャンプに合流したばかりで調整が遅れている。大学日本代表で中継ぎ経験もある栗林も候補の1人だ。指揮官は「期待するところはある」と明言した。

栗林は第1クールまでスローペース調整で、第2クール初日のブルペンからギアを上げた。13日のシート打撃では、打者9人に対し安打性1本に抑え、3奪三振。役割については「どっちもいけるように準備している。先発もリリーフもいけるように練習はしています」と話していた。佐々岡監督は「まずは最初の試合。どういう投球をしてくれるか楽しみ。ブルペンでやっていることを出せばいい。第1歩になる」と期待して送り出す。【前原淳】

 

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