巨人菅野智之投手(31)が27日の広島との練習試合(沖縄セルラー那覇)に先発することが19日、内定した。3月26日の開幕が約1カ月後に迫る中、セ・リーグ球団相手に今季初の対外試合のマウンドに上がる。

今オフは、ポスティングでの米大リーグ移籍を視野に入れ、元日に渡米。1月9日の帰国後は14日間の自主隔離を行ったため、調整遅れも懸念された。そんな周囲の心配をよそに、調整を一任されたS班として今キャンプでは5度のブルペン入り。当初は11日頃に座った捕手を相手にした今年初のブルペン投球を行う予定だったが、9日に前倒しになった。「自分の性格的にあまり早く設定し過ぎちゃうと、その前に入っちゃうと思うので、なるべく遅めに設定していた」と自身の性格を熟知した上で順調に調整を進めていた。

19年、20年と直近2年間の初の対外試合登板は23日で、例年からの大きな遅れもない。さすがの調整能力で仕上げてきた。最有力視される4年連続7度目の開幕投手へ徐々にペースアップする。