阪神西純矢投手が、元チームメートの大先輩に成長した姿を見せる。先発予定の20日の中日との練習試合(北谷)は福留の古巣移籍後初実戦となる見込み。

1年目の昨季は、新人と球界最年長という関係だったが、2軍施設のある鳴尾浜でコンディショニング面のアドバイスを受けるなど学ぶことが多かった。今季は敵となるだけに「(自分は)あの時とは違うと思うので、対戦する機会があればそういうところを見せていけたらなと思います」と、恩返しの“福留封じ”を狙う。

高卒2年目で抜てきされた1軍キャンプは、ここまで実戦2試合に先発。前回は1軍での対外試合デビューとなった9日日本ハム戦で、3回3失点と悔しい結果に終わった。その後は打ち込まれたフォークをブルペンやシート打撃などで修正してきており「フォークがちょっと高かったというのが実戦で2回続けて出ている。3回目はないと思うので、しっかり意識して低めに投げないといけないと思います」。今回は修正ポイントを確かめるマウンドにもなる。

矢野監督は「(これから)力をつけていくべきところがある。打たれても足りないところが見つかって、また自分が成長していけるものにしていければいい」と成長を願った。【奥田隼人】

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