阪神ドラフト7位の高寺望夢内野手(18=上田西)が、ケガなくプロ初キャンプを完走した。

全体練習を終え「最初の頃は結構疲れていたんですけど、後半しっかり体力もついてきた。成長できたかなと思います」と充実感を漂わせた。

今キャンプでは実戦全6試合で安打を放った。通算15打数7安打、打率4割6分7厘の好成績。新人選手で唯一の高卒ルーキーが存在感を出した。「(連続安打が)続くのであれば、出た試合は全部打ちたい。ずっと続けます」と、堂々と宣言。平田2軍監督も「高校生1人だけで不安や緊張もあっただろうけど、素晴らしい。結果も残してくれて」と目を細めた。

2月28日の練習試合ではプロ初の三塁守備に就くなど、オプションも広がった。「しっかりアピールして、まずはファームで試合に出ることが目標。出た試合でしっかり結果を残していきたいです」。チーム最年少の18歳が、成長著しい。【只松憲】